はじめましてをいっぱいに
こちらは、「Wake Up, Girls! Advent Calendar 20XX」日目の日記です。昨日の御担当は○○さん、明日の御担当は□□さんです。よければ、必ず、御覧ください。
というテンプレートを初めて準備したのが2019年の11月。*1
以降、毎年この時期、この企画を楽しみにしてきました。
と言っても、以前にこのブログでも述べたのですが「書くことが好きで、それにも増して読むことが好き」ということで、自分が1枠使わせてもらうよりも、ほかの方の記事を読ませてもらいたいという想いの方が大きく。
書きたいだけならカレンダーの登録の有無は関係ないじゃんということに気が付き、2020年は勝手に0日目*2として書き散らしたことも。
このたび、末席に名を連ねさせていただきましたが、後からでもほかに記事を載せていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。カレンダーへの登録自体は取り消せないかもしれませんが、私が登録したところからその方の記事にリンクするようにしたいと思っています。
それまでのつなぎにはなりますが、改めて。
こちらは、「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2022」2日目の日記です。昨日の御担当は「助手さん」、明日の御担当は「ひこさん」です。よければ、必ず、御覧ください。
まずは企画していただいたておりあさんに、参加される皆さんに、御覧いただいた方に、そして素敵に無敵な7人に、改めて感謝いたします。
書きたいことはわんさかあります*3が、今回は今年泊まった北の宿と南の宿であったはじめましてについてSMKMしたいと思います。
助手さんのテーマに便乗させてもらっての宿ネタです。今日の旅日記は旅館に泊まったパターンの話ですが、これは自分の中では稀なケースでして、宿泊費の平均値が、何ならビジネスホテルよりなお安いというのが平常運転の私としても、昨日の記事は似ているところを発見して嬉しくなったり、新たな気付きをもらったりと楽しませていただきました。ありがとうございます。
この場を借りて2020年の記事の感想も述べさせてもらうと、SSAのOne In A Billionで瞬時に白を灯すことができたというところに、ただただ感服いたしました。あと、私も和田豊さん推しなので、次の機会には意識して「スパイス」をコールする所存です。
翻って私の記事ですが、書き連ねていった結果、寄り道混じりの冗長な文になってしまいましたこと、お許しください。
また、WUGのオタクとしてだけでなく、その他諸々のオタク要素がにじみ出てしまっている点にも御注意くださいませ。
まずは北、奥州は気仙沼で9月に起きた出来事です。
これまでは行き帰りともに、一ノ関まで出てドラゴンレールか、BRTでの移動ばかりだったのですが、初心に帰って第9話に倣ってバスで行こうと思い立って、まずは仙台へ。(一ノ関までの新幹線の予約に出遅れたというのもありますが)
仙台で前泊した盛岡公演ぶりに、仙台高速バスセンターへ向かったところ、受付の方から「予約制ではなく、混雑する可能性もあるので、時間に余裕があれば始発の停留所からの乗車が良いかもしれません」とのアドバイスをいただき、勾当台公園を目指すことにしました。
道すがら「全員が事務所に集合してから乗ったとすれば、県庁市役所前が最寄りだろうか。いやしかし、山形や石巻から電車で通っていたなら仙台駅前の方が便利なのでは」などと思料しつつ。
折しも公園では、バス旅のKADODEにおあつらえ向きのイベント真っ最中。
こいつぁのっけから演技がいいわぇ。
来るたびに、何かしらの催し物と高確率でエンカウントできるという点でも、まっことありがたい聖地です。
おかげさまで、ぜんぜんぜん乗りこめないよ、ということもなく、バスに揺られること2時間余。
劇中と同じところに無事降り立ちました。
そこから一旦駅の方向へ戻るというムーブをかまし、
目当ての品も入手できたので、いざお宿へ。今回もお世話になったのはこちら。
宿泊先だけでも魅力的なところが多い*4のが嬉しい悩みですが、個人的には気仙沼に行く理由の中で大鍋屋さんはかなりの割合を占めているので、別のところに泊まるとすれば2泊以上の予定を組むことになりそうです。
さてさて、本題の「はじめまして」の件ですが、チェックインの時に教えてもらったわけです。
「本日はワグナーの方が3組いらっしゃるんですよ」
「何かイベントとかがあるんですか」とも聞いてもらったのですが、すみません私が尋ねたいです。何せ、天ぱりでお店の人に教えてもらうまで、その翌日に仙台で開催した某イベントのことを知らんかったという前科があるくらい、情報をつかめていないものでな。
とはいえ、その日は本当にイベントはなかったはずです。きっと。たぶん。ええ。
ほかの2組のうち、1組の方々とはお会いすることができ、簡単ではありますがあいさつをさせてもらいました。初大鍋屋さんだったようで、チェックアウトのときの感じからしても充実した時間を過ごされた御様子でした。よきかなよきかな。
もう1組の方にはお目にかかることこそできませんでしたが、同じ地に同じ時にいる、それだけで意味があるってぇもんよ(諸説あります)。
ちなみに私も含めた3組がワグナーと特定されたのは、予約のときに菊間について問い合わせがあったからとか。なるほどね。
裏を返せば、菊間についてあえて言及しなかった4組目、5組目、6組目、7組目、n組目がお忍びで潜んでいた可能性もあるわけで。WUGnerブレードが熱くなるな。
その菊間ですが、今回は3組(暫定)のワグナーがいるということで、大鍋屋さんの粋な計らいで共用スペースにしていただけました。夜中も含めて、いつでも出入り自由にしていただけるなんて。ありがたき幸せ。
個人的にはいろいろな人に菊間を体験してもらいたいという想いとは裏腹に、いざ予約するという段になって「あ、空いていたら菊間でお願いします(早口)」と口にしていたので、到着したときに大鍋屋さんの方から提案していただいたのはすごくありがたかったです。ナイスホスピタリティー。
大鍋屋さん、気仙沼の魅力はまだまだ語り尽くせませんが、あとはぜひ御自身のその目、その耳で確かめなください。
(後で追記させてもらいます)
南の方は先月11月の初め、火の国人吉での出会いについて。
ハジマリは1つのツイートから。
そしてこちら、人吉の芳野旅館さんも国登録有形文化財 pic.twitter.com/xVxlch60P9
— チヌカルカムイ (@J9dcoEng3xdXUBS) May 14, 2019
令和に入ってすぐ、ハジメテ人吉を訪れた際、目に飛び込んできた看板。
旅から帰ってきて投稿したこのつぶやきに、いいねを公式の方が付けたから、5月X日は芳野記念日。あの日より推して参りました。我らワグナー、一度受けた御恩は忘れるまで忘れません。
翌年7月の豪雨の後は、もどかしい思いを募らせながら、折に触れてニュースをチェックするような日々。
そんな中で届いた便りには胸を躍らせ、1日も早くまた伺えることを夢見てきました。
そして待ちに待ったその時が。
ついに全面オープンですね。
— チヌカルカムイ (@J9dcoEng3xdXUBS) October 17, 2022
おめでとうございます。https://t.co/6UFDgZycfT https://t.co/od9PLQCoL6
11月になったら一刻も早く飛んでいきたかったのですが、月初はどうしても忙しくなってしまうため、1週遅らせることに。加えて、土日よりは空いているだろうと金曜で予約したのですが、この選択が功を奏することになろうとは、お釈迦様でも気が付くまいまい。
前回は往路復路ともに鉄路でしたが、
話したり歌ったりしない方のきかんしゃ pic.twitter.com/XpwE9Nq5T8
— チヌカルカムイ (@J9dcoEng3xdXUBS) May 14, 2019
今回は高速バスでのアタックを試みました。
そうなると、九州へどのように入るかも重要になってきます。気仙沼が宮城の最北部なら、人吉があるのは熊本の最南部。空港からの時間で考えると、熊本空港よりも鹿児島空港の方が近いんですね、寡聞にして今まで知りませんでした。
ただ、熊本市内にも行きたいし、もともと行きと帰りで別の空港を使う*5というのも好きだし、ということで鹿児島からの人吉からの熊本というルート*6を選択した次第。
金曜日のフライト、翼の色はピスタチオグリーン。
(手前に見えますのがBeyond the Bottomの聖地がある半島、奥が僕らのフロンティアやPageの聖地がある半島でございます。)
くぅ~このアゴユズスープのために生きてるようなもんよね(個人の感想です)。
そんなこんなで、小学生のときに訪れて以来の鹿児島です。
やはり路面電車がある景色というのはいいものだ。
城もある街なら、なおいい。
歴史オタク、とりわけ戦国時代、幕末が好きなオタクとして、この地は垂涎ものでごわすなぁ。黎明館をさらっと見るだけで時間がみるみる溶けていき申した。
かき氷の展示も眺めて戦意を高揚させつつ、決戦の地へ。
ちなみにこれでベビーサイズです。やりおる。
551のアイスキャンディー(ミックスジュース味)
— チヌカルカムイ (@J9dcoEng3xdXUBS) October 5, 2019
こんなところにもシロクマが pic.twitter.com/JwegpPx2bP
浪花のシロクマも美味しいですが、九州のシロクマも流石の貫禄。
店内もとにかくシロクマの連続。
腹ごしらえも終えたところで、駅前からバスに乗り、翔ぶが如く人吉に。
ここでも宿に向かう前の初手寄り道。
禊橋も見事に修復されていました。
そしていよいよ本丸へ。
こちらは司馬遼推しの聖地でもあるのですが、このたびはその福田殿御用達の一室が御用意されておりました。
(なぜだ、何故俺の趣味嗜好がばれたし、この身にしみついたオタク感は隠しきれなかったとでもいうのか)
とにもかくにも、しばらくは興奮のあまり、檻の中のクマのように、荷物も解かずにぐるぐるそわそわ部屋のそこかしこを見て回っていました。
テンション7割増しになる例のゾーンも完備。
ちなみに、芳野旅館さんにも菊(の)間がございました。
多少落ち着きを取り戻したところで、温泉にイクゾー!デッデッデデデデ!
貸し切り風呂だけでも複数あるので、目移りしてしまいますね。
ほー、いいじゃないか。こういうのがいいんだよ、こういうのが。
ソロ曲メドレーの鼻歌混じりに名湯を堪能した後は、お待ちかねの夕餉の刻ぞ。
もはや言葉は不要、拙い写真ではその魅力の片鱗すら伝えられないのが口惜しや。
確かなのは、酒がとまらんということ。たまらん。
これも良い見立*7。
人吉は木耳でも有名なんですね。味もよし、歯触りもよし、体にもよし。
そんな和やかな時間の中、事件は起きました。もとい、起こしました。時には起こせよムーヴメント。
隣のテーブルの2人組のお話を聞くともなく聞いていたら、聞き逃せない単語が。
「……聖地がうんぬんかんぬん……」
「……気仙沼がどーたらこーたら……」
えっ
(いや、落ち着いていこう。まだあわわわわわわわてるような時間じゃない。
落ち着くんだ。「素数」を数えて落ち着くんだ。7、7、7、7、7、7、7……
そうだ、人吉にはいろいろな聖地があるじゃあないか。歴史オタクにとっても、鉄道オタクにとっても、二次元方面だけに絞ってもいくつもある。
人吉では、やはりかの有名な「猫」先生があちこちにおわしましたね pic.twitter.com/1ar7XnnZz4
— チヌカルカムイ (@J9dcoEng3xdXUBS) May 14, 2019
前回来た時に見かけたポスターも気になって調べたからな、俺は詳しいんだ。
いやでもケセンヌマって聞こえたぞKESENNUMAってこれもう確定だろだけど違ったらどうする声かけちゃうかやっぱやめとくかつーか何言えば良いんだしかし気仙沼のときもせっかくならもう少し話しときゃ良かったもんなよし俺はやればできる子きのこたけのこ子供は風の子元気な子いくぞがんばっぺ)あのすみません話をちょっと聞かせてもらってたんすけど聖地とかあと気仙沼って聞こえてあ自分も実はこの前気仙沼に行ったんすけど人吉にも聖地巡礼っていうか
「えっ、ちなみに何の作品ですか」
アッハイうぇいくあっp
はい
ワ グ ナ ー で し た
ふっ、やはりワグナーはワグナーにひかれ合うということか。
モーニングを食べているところへ話しかけに行くという実績は一宮公演の待ち時間で解除済でしたが、文字どおり隣の晩御飯に突撃する日が来ようとは。これも一つのはじめまして、いやすみません。
本当、あの節は唐突に不躾に突っ込んでいってしまい、申し訳ありませんでした。でも、熊本で、人吉で、「よしの」の名を冠する宿の屋根の下で、青山さんの話、HOMEツアーの話ができたことは、かけがえのない想い出の一つとなりました。改めて、ありがとうございました。
ありがとうをためらわずに言おうというのが我らの家訓。それにしても、また想い出の鞄が重くなってしもうた。
芳野旅館さん、人吉の魅力はまだまだ語り尽くせませんが以下同文。
ただ、何をおいてもこちらの写真は載せておいた方が良い気がしました。
箱推しの性として、7人分話したいところではあったのですが、まずは北と南、Wake Up, Girls!リーダーズ2人ゆかりの地を紹介させてもらいました。
昨日の助手さんのホテルの話から、明日のひこさんの青山さんの話へ、2番手として橋渡し的なことが少しでもできていたなら幸甚の至り。
攻撃的な2番も好きですが、TUNAGIの2番も大好物なので。
もちろん、明日のお題が青山さんから変わるかもしれませんが、それもまた一興。
またまたこの場を借りて感想を伝えさせてもらうと、昨年も一昨年もひこさんの記事は大作続きで、味わいを噛み締めるように時おり読み返させてもらっています。
記事でも触れられている上映会、そしてありがとうのパレード、改めてありがとうございました。
遅ればせながらの極みにはなりますが、私もWUGオンリーで手にしたものへの感想と感謝を、どこかでアウトプットしていきたいと思っております。
気仙沼のことも人吉のことも、宮城のことも熊本のことも、まだまだ書きたい想い出だらけなのですが、取り急ぎ12月2日のうちに載っけることをfirst priorityといたしました。
(後からあれやこれや加除修正させてもらうかもなので、見るたびに内容が七変化してたらごめんね!あるいは、改めて別で書いた方が良いかな)
イベントがあるわけでもない地でも、彼女たちが来るわけでもない時でも、ワグナーとワグナーのはじめましての瞬間がある、それがWake Up, Girls!だ、それがWake Up, Girls!の聖地だ。
できるだけ早く、できるだけ多くの人が、行きたいところに行き、泊まりたいところで泊まることができるようになることを祈って、願って、一旦筆を置きたいと思います。