甲・乙:どうもー、どもー。ウェイクアップボーイです。よろしくお願いします。
甲:あっ、ありがとうございます。
今、久海菜々美さんの等身大お弁当箱をいただきましたけども。
ありがとうございます。ねー、こんなんなんぼあっても良いですからね。
ありがたいです、言うとりますけど。
乙:いきなりなんですけど、うちの社長がね、好きなWake Up, Girls!の曲があるらしいんやけど。
甲:あっ、君んとこの社長が。
乙:その曲名をちょっと忘れたらしくてね。
甲:好きな曲の名前忘れてもうたて、どうなってんそれ。
乙:で、まぁ、いろいろ聞くんやけどな。全然分からへんねんな。
甲:分からへんの。ほな、俺がね、社長の好きな曲、一緒に考えてあげるから、どんな特徴を言うてたか教えてみてよ。
乙:全体的に白っぽい衣装でね、ライブのペンライトも白の曲や言うねんな。
甲:ほー。「Beyond the Bottom」やないかい。
白っぽい衣装言うたらTUNAGOなんかもあるし、ペンライトが白い曲なら「ゆき模様 恋のもよう」や「Polaris」もあるけど、衣装もペンライトも白となったら「Beyond the Bottom」やがな。すぐ分かったよ。
乙:でもちょっと分からへんねんな。
俺も「Beyond the Bottom」やと思うたんやけどな。社長が言うには、姪っ子が幼稚園のお遊戯会で歌ってた言うねんな。
甲:ほー、ほな「Beyond the Bottom」と違うか。
幼稚園児が戯れるにしては、あの曲が背負っているものはいろいろと重いからね。ある意味、R-15指定曲と言うても過言ではないのよ。
ほな、もう一度詳しく聞かせてくれる?
乙:ラスサビ前のギターソロが至高の極みらしいねん。
甲:「Beyond the Bottom」やないかい。
そらもちろん、ギターソロが素晴らしい曲はほかにもあるよ。ただ、「Beyond the Bottom」ラスサビ前のギターソロを前にすると、人類はただただ立ち尽くすしかないのよ。ギターソロかもーん言うたら「キラメキラリ」*3か「Beyond the Bottom」と相場は決まってるのよ。
乙:分からへんねんな、でも。
甲:何が分からへんの。
乙:俺も「Beyond the Bottom」と思うてんけどな。
甲:そうやろ。
乙:社長が言うには、Wake Up, Girls!の曲の中でラジオ体操にうってつけな曲ナンバーワンらしいねん。
甲:ほな「Beyond the Bottom」ちゃうやないかい。
ウェイクアップな朝にぴったりな曲や、それこそ○○体操て名前の曲をさしおいて選ばれるナンバーちゃうからね。だいたい、寝起きにあんな激しい踊りをしたら、からだがあったまる前にすじをいためかねんのよ。*4
「Beyond the Bottom」ちゃうがな、ほな。もうちょっとなんか言うてなかった?
乙:ミュージックビデオと同じ画を再現するのが難しいらしいねん。
甲:「Beyond the Bottom」やないかい。
明るい場面の方はお台場とかやから、緊急事態宣言さえ解除されたら、まぁ行けんこともないけど、あのビルの屋上へ、しかも夜に入りこんで、ライトアップまでできたらたいしたもんよ。
小松基地で撮影された、後輩であるランガちゃんの「Break the Blue!!」といい、BtBの名を冠した曲は聖地巡礼泣かせなのよ。
ちなみにBtBと聞いて、白に変わるのがワグナー、青色に変わるのがランナーもしくはアルカリ性の水溶液で、黄色に変わるのが酸性の水溶液やから。ここ、化学のテストに出るから覚えといて。
とにかく「Beyond the Bottom」で決まりよ。
乙:いや、分からへんねん。
甲:分からへんことないやろ。
乙:俺も「Beyond the Bottom」、BtBかな思てたんやけどな。
甲:そやろ。
乙:社長が言うには、実写版のジャケットを一目見たら「あぁ、あの場所ね」ってすぐわかるらしいねん。
甲:BtBちゃうがな、ほな。
地元の人ですら特定できないんとちゃうか、いうくらい、ただの畑のど真ん中やからね。なんなら実際に現地まで行っても、目印がなさすぎてどこでどっちから写したのかわからんくて、さまよいすぎて名物のマグロ食べそびれそうになるもんね。MVといい、この曲は試しにかかってるのよ、ワグナーを。

BtBちゃうわ。ほかなんか言うてなかった?
乙:黒い背景に白い文字でタイトルがバッと出てくるのがかっこいいらしいねん。
甲:BtBやないかい。
エヴァンゲリオンのタイトルを示すまでもなく、黒をバックに白でドーンはオタクの大好物なのよ。MVでもアニメでも、最後に出てくる「Beyond the Bottom」の文字は、闇の中の世界に来る新しい朝、絶望のさきに見つけるほんとうと希望、BLACK OR WHITE、いやBLACK AND WHITEなのよ。だんだん自分でも何言うてんのか分からんようになってきたけど、「Beyond the Bottom」よ。
乙:でも分からへんねん。
社長が言うには、古今東西のアーティストがカバーしていて、それを集めるだけでコンピレーションアルバムが作れるらしいねん。
甲:ほなBtBとちゃうやないかい。
これはWUGが歌ってなんぼ、とか、反対にいろんな人に歌い継いでもらいたい、とか曲に対しての想い入れと想い出は人によってそれぞれやけど、BtBに関してはWUGちゃん以外で歌うとしたら、あとはもうサファイア麗子さんくらいやもんね。
BtBとちゃうな。もうちょっとなんか言うてなかった?
乙:魚の歌詞のところのダンスに、厨二心をくすぐられるらしいねん。
甲:BtBやないかい。
黒い目の魚たちが召喚されると、思わず邪気眼がうずいてしまう*5のよ。そして、太陽を待ち続けた彼等のもとに、ディストピアに記憶を残す光が差し込むと考えると、それだけで鳥肌が立つもんね、魚だけど。
乙:分からへんねん、だから。
甲:なんで分からへんの、これで。
乙:俺もBtBや思たんやけどな。
甲:そうやて。
乙:社長が言うには、どのライブでもセットリストにおける曲順が不動らしいねん。
甲:ほなBtBちゃうやないかい。
あのちゃんあい先生をして、「置き所に迷う事が結構ある」と言わしめるのがBtBよ。言うなれば、全打順本塁打を達成した島内選手みたいなもんや。
乙:それはちょっとちゃうやろ。
甲:ちゃうかー。まぁともかくBtBとはちゃうな。ほな、ほかにもうちょっと言うてなかったか?
乙:歌詞を追っかけていると、いきなりロシア人が登場するらしいねん。
甲:BtBやないかい。
2番が始まるやいなや、ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフとエンカウントしてまう曲、作詞 辛矢凡 、 作曲・編曲 田中秀和、スペシャルサンクス ドストエフスキー、それがBtBなのよ。ロシア人の名前が出てくるアニソン言うたら、あとはКатюша*6くらいなもんよ。Уллар。
乙:それが分からへんねん。
甲:何が分からへんのよ。
乙:俺もBtBかなと思てたんやけどな、社長が言うにはイントロを聞いてたらなんやそばが食べたなってくるって。
甲:BtBちゃうやないかい。
「うわ、つら、うどんがいいわ」っちゅう空耳、あれはWorld Udon Groupによるうどん補完計画やと俺はにらんでるのよ。
ちゅうことはBtBとちゃうんやな。なんかもうちょっと、もうちょっと言うてなかった?
乙:続・劇場版 後篇「Wake Up, Girls! Beyond the B
甲:BtBやないかい。
ちゅうか、もうびよんどざ、まで言うてもうてるからね。BtBで決まり。
乙:分からへんねん。
甲:分からへんことない。社長が好きな曲は「Beyond the Bottom」よ、もう。
乙:でも社長が言うには、「Beyond the Bottom」ではないって言うねん。
甲:ほな「Beyond the Bottom」ちゃうやないかい。
だったら先言えよ、俺がうらーとか叫んだり、うどん補完計画とか言うてるとき、どう思うててん。
乙:申し訳ないよ、だから。
甲:ほんまに分からへんがな。どうなってんねん、これ。
乙:ほんで某ゼネラルマネージャーが言うにはな。
甲:ぜねらるまねえじゃあ?
甲:いや、絶対ちゃうやろ
とも言い切れない。
そうだろう?
ライブでのお披露目も、MVも、CDジャケットも、ダンスも、2番以降だってまだってことは、どんな可能性だってあるってことだ。
可能性は、ふるさとだ。
つながり、広がっていく。
どうもありがとう。
ー終ー